4年前の今日は、21か国を周る旅に出発した忘れられない日です。
旅することはわたしにとって不可欠なもの。
自分のヘッドドレス作りという仕事、ライフワークにとても深く繋がっています。
世界の国々、日本各地、沢山の地をもっともっと旅して、様々な文化を感じること、様々な素材との出会いを求め続けたいです。
4年前の今日は、21か国を周る旅に出発した忘れられない日です。
旅することはわたしにとって不可欠なもの。
自分のヘッドドレス作りという仕事、ライフワークにとても深く繋がっています。
世界の国々、日本各地、沢山の地をもっともっと旅して、様々な文化を感じること、様々な素材との出会いを求め続けたいです。
週末、父の一周忌を迎えました。
私の出産の3カ月前に、天国へ行ってしまった父。
そして、父の誕生日の4日前に元気に産まれてきてくれた娘。
誕生をとても楽しみにしてくれていた父に、娘を抱いてもらうことができませんでしたが、なんだか娘の命は父から受け継がれた命のようにすごく感じています。
家族になるということは、命を繋ぐこと…
そして、結婚は家族の本当に第一歩。
そこに携わらせていただくことの深さや意味を改めて考えるようになりました。
だからこそ、わたしの作るヘッドドレスは、トータルコーディネートとしての美しさはもちろんですが、お二人の話を伺い、大切にしたい想いなどを表現しのせることで、
そこに込めた想いを繋いでいってもらうものであったり、
結婚式=家族としての一歩を踏み出したときのことを思い出してもらい、また一歩、一歩と家族の歩みを重ねてもらえるようなものとなることをとても大切にしています。
娘が生まれてから早、9ヶ月。
ずっと、父が護ってくれているように感じていつも心強いです。
父に感謝を込めて…
もうすぐ結婚式を迎える花嫁さまへ、組紐の髪飾りを制作中。
色彩の溢れる着物は、
帯締め、懐剣、半襟、そして髪飾り…
どんな色を合わせるかで、印象が大きく変化します。
着物の美しさはもちろん、この、“柄、色合わせで装いを愉しむ”という感覚も日本人ならではの受け継がれたものだと感じます。
普段は中々着物を着ることがないという方が多いと思いますが、七五三、成人式、結婚式…人生の節目に、和の装いを愉しむことができたら素敵ですよね。
髪飾りも唯一の“自分色”の装いを叶えていただけるものとなりますように…
ついに、工芸士さんに制作をお願いしていた伊賀組紐が手元に届きました!
絹糸、一本一本を手組みで仕上げて下さる組紐。
そのしなやかさ、艶、繊細な美しさにうっとり…
帯締めとして使用するほど上質で高価なものなので、アレンジしていくことにとても良い緊張感を感じます。
お客様にも早くこの贅沢な美しさを感じて頂きたいです♡
つい先日、結婚式をされた花嫁さまが
『無事に結婚式を終えました(^^)
夢のような1日でヘッドドレスも赤無垢も大好評でした!』
と、早速メッセージ&お写真を送って下さいました♡
式後でお忙しい中、早く伝えたくて…と連絡してくださるお気持ちに、嬉しくて泣いてしまいそうでした…
お二人の物語を重ね、デザインしたヘッドドレス。
海がお好きで、テーマカラーとされていた“ネイビー×イエロー”の組紐で作った梅結びをポイントにアレンジしました。
その中心には、お腹の中で一緒に結婚式を迎える娘さんの生命の象徴として、 “本真珠”を。
パール(本真珠)は、 その一粒一粒に貝の命が込められた特別なものです。
だからこそ、イミテーションのパールでなく、本物にこだわりました。
『お宮参りでも是非使おうと思っています。』と言ってくださった花嫁さま。
娘さまと家族三人の幸せを心より願っています♡♡♡
大正時代から100年近く、岡山県で作り続けられている“畳縁”
日本の伝統文様である市松柄の畳縁に、市松紋様を連想するようなヨーロッパのアンティークボタンを合わせた、和リボンのヘッドドレスです♡
日本らしい美しさでありながらも、日本の伝統文化と西洋の近代文明が融合した、まさに“大正ロマン”を感じられるようなイメージでデザインしました。
つい先日、ブライダルのヘアメイクさんとお話する機会があり、その中でメイクさんが言われた一言が衝撃的でした・・・
それはヘッドドレス事情を伺っていたときのこと。
“ヘッドドレスくらいしか予算抑えるところがないですからね・・・”
“しか”
結婚式は会場、衣装、美容、料理、・・・様々なことにお金が必要となるので、お二人で予算をかけるところ、抑えるところと決めていくのは当然のことです。
ただ、予算のことだけでなく、その一言にはあまりにヘッドドレスを軽視してしまっている感じがして、愕然としたのです。
私は10年以上、結婚式当日に新郎新婦様を美容室や会場で見てきて、ヘッドドレスはゲストの目、写真にも必ず入る存在で、花嫁さまの印象を大きく左右するものだなと強く感じました。
お顔のサイズに合わないボリューム感の花冠、
衣装の絹やレースの上質素材に対し、チープな素材、造花を使用したヘッドドレス、etc.
ヘッドドレス次第で全体の印象が大きく変わってしまったり、せっかく大切に選んだ衣装、こだわって決めたヘアスタイルも台無しにしてしまったりしかねないのです。
結婚式にゲストとしてお呼ばれしたとき、
常に視線を向けるのは、お二人の表情、“お顔”だと思います。
同時に、お二人を撮るお写真の多くは、お顔にピンを合わせた上半身ではないでしょうか?
衣装や会場イメージ、顔型、体型、肌色に合わせ、どんなお色目、どんなボリュームのヘッドドレスをお顔に飾るかで、ゲストの目にも、記念に残るお写真でも、お二人の印象はぐっと変わります。
また、教会でバージンロードを歩むとき、神前式での儀式中、演出で会場をまわるときなどは、360度どこからも視線があり、ヘッドドレスの存在は後ろ姿の印象も大きく変えます。
なかなか当日、会場に立つご自身の姿をイメージするのは難しいことかもしれません。
これまでも、お式の1,2ヶ月前のヘアメイク打ち合わせで初めて、“ヘッドドレス”をどうしようと意識しましたといったお声もよく伺ってきました。
ただ、衣装を大切に選ぶように、大切に選んだヘッドドレスでより輝いていただきたいなと心から思います。