先日、べっ甲の職人さんに会いに長崎に行った際、伊万里、有田焼で有名な佐賀県にて、陶房や美術館、古美術店などで古伊万里、鍋島も観てまわってきました!
江戸時代に、驚くほど繊細に、一点一点、手描きで仕上げられている器。
絶妙なバランスの間の取り方は、そのままの美しさを堪能できるだけでなく、そこに盛り付ける料理や、そこに描き足したいと思う絵柄など、想像を膨らますことまでも愉しませてくれるもの。
“作者が使う人へ、空想し愉しむことを譲っている”とある人が表現されていましたが、まさにこの余白の美は、日本人らしい粋な感性だと感じました♡
食事を盛り、味わい、その美しさを愉しむことのできる点は、髪型に合わせアレンジし、表情に沿うことで、美しさ放つ“ヘッドドレス”に共通するところがあるなと思います。