おはようございます。
昨日は“COORDINATE ITEM FAIR @te-ra BRIDES COLLECTION ”の最終日でした。
コーディネートフェアにちなみ、そもそも結婚式のトータルコーディネートとは?? について今日は書きたいと思います。
女性って旅行やレジャーなど、行く場所、訪れる国、シーンによって、 どんな洋服を着て、どんなアクセサリーをして、どんな髪型にしようかって考えますよね。
日常とはまた異なる、その場、シーンでの自分をイメージして、素敵に見えるように。
結婚式のトータルコーディネートってそれと同じ感覚だと思うんです。
ただ、結婚式は初めてのことで、イメージが難しいということ。
ドレスにブーケ、小物、ヘアメイク、会場装花、演出と決めることが沢山あり、
それぞれ担当者が異なり、打ち合わせ時期も違う。
私はブライダルの仕事に携わり、お打ち合わせで新郎新婦さんに決定した内容をお伺いする中で、“あれっ、何色の花にしたっけ?”などの声を聞くことも多く、トータルのイメージが持てずにいる、もしくはトータルを意識されてないとう方がとても多いと感じました。
もちろん、一つ一つのアイテムを大切に、好きなもの、似合うものを選ぶことは大切です。
しかし、想像してみてください。
運命の一着と思えたピンクカラーのドレス。
選んだ会場の壁も大好きなピンク。
テーブルクロスもピンク。
会場装花もピンク。
どうです?
せっかく選び抜いたドレスで会場を歩き、高砂に座る花嫁さんの輝きは霞んでしまいます。
シーンで言えば、新緑、色とりどりの花々が美しく、陽の光が柔らかく差し込むのどかなガーデンで、
ティアラ、ゴージャスなネックレスにイヤリング、王妃のようなコーディネートをした花嫁さんの姿は、どこか違和感を感じませんか?
せっかく大切に選んだ一つ一つが、ぶつかり合ったり、噛み合わず、台無しになってしまったら悲しいですよね。
私がヘッドドレス作りで一番大切にしているのは、お二人の想いを詰め込み表現し、ヘッドドレスというカタチにすることで、花嫁さんが纏うことで幸せを感じ、内面からの輝きを引き出せるようなものを作ること。
けど、私が作るものも同じで、ただお客様の想いやお好きなイメージを伺って、そこからのインスピレーションで仕上げる、それでは、足りないんです。
台無しになったり、台無しにしてしまうことにもなり兼ねません。
芸術品や置き飾りではなく、花嫁さんのお顔に寄り添う存在のヘッドドレス。
だからこそ、ドレス、ブーケ、小物、会場イメージなど、お話をじっくりと伺います。
“ヘッドドレスが素敵!” ではなく、
“ヘッドドレスを纏われ、その場に立っている花嫁さんが素敵!” となるように。
これから結婚式をされる方々には、お二人が一つ一つ選んだアイテムに囲まれ、あらゆるシーンにおいて、最高の輝きが叶えられるよう、トータルコーディネートを大切にしてもらえたらと思います。
決めた内容から、一枚の紙にメモでもいいので書いていく、もしくは写真を切り抜いて貼っていくなどすると、とてもトータルイメージしやすいのでおすすめです(^-^)